よしりん先生の
登場です![]()
![]()
「SAPIO」の表紙に
『脱原発論』 の
タイトルが載っている。
その副題は
「あの週刊誌報道に異議あり」
となっている。
「SAPIO」編集長に
感謝する。
もちろん、
あの週刊誌とは
「週刊ポスト」 のことだ。
目次も本編も
「週刊ポストの安全デマを見抜け
」
とそのままになっている。
「週刊ポスト」も
小学館なのだから、
「SAPIO」としては
困ったはずである。
自社内の雑誌を
批判する作品を
載せるはめに
なってしまったのだから。
わしだって本音は
「ポスト」を批判したくはない。
『ゴーマニズム宣言』の
前担当編集者が
ポストで働いているし、
「ポスト」の編集長は
「SAPIO」の
前編集長なのだ。
日本人的に
「世間(コネ)」 の
論理で動けば、
「知人を批判することになるから
見て見ぬふりしよう」
ということになる。
しかし、
「世間」よりも「個」を取って、
間違っていることは
指摘しなければ
『ゴーマニズム宣言』ではない。
「SAPIO」の
編集長も担当編集者も、
同僚と作家の
板挟みになって
頭を抱えたかもしれない。
そして本編では
わしのつけた副題のまま、
表紙には
「あの週刊誌」 と
ぼかす方法を取った。
十分な処置だと思う。
いや、
わざわざ表紙に
「あの週刊誌」と書いたのは、
むしろ読者の気を
惹きやすくて
効果的だったかもしれない。
担当の中澤氏は、
今回の章を描くにあたって、
「ポスト」からの
反論を受けた場合に、
無駄に突っ込まれないように、
細部まで点検してくれた。
あくまでも作家の側に
付いているのである。
それはあくまでも
良い作品を創るためであって、
間違いを糊塗する
犯人隠避みたいな
動機ではない![]()
ここが編集者として
肝心なところである。
「週刊ポスト」の編集者も
今回の『ゴー宣』では
苦汁をなめるかもしれないが、
今後は決して
政府や「原発ムラ」の
企みに乗っかることなく、
本来のマスコミの
批判精神を発揮して、
頑張ってほしい。
為政者・権力と、
国民の間で、
あくまでも国民のために
真実の報道をするのが、
ジャーナリズムの
役目のはずだ。
最近の保守系の雑誌は、
為政者・権力の
擁護が保守だと
大きな勘違いをしている。
単なる反左翼が
保守ではないのだが、
最近の自称保守陣営は
民主党をこき下ろして
自民党にすり寄りさえすれば
保守だと思い込んでいる。
ナショナリズム と
ステーティズム は
全然違うのだが、
彼らにはこんなことを言っても
理解できないだろう。
為政者・権力に都合のいい
放射能安全神話を
ねつ造して、
原発安全神話の
修復を目指す
「原発ムラ」の策動に
加担するのは、
国民主義としての
ナショナリズムとは無縁の
愚劣な行為である![]()
広告収入としての、
原発マネーの復活に
期待しているとしか
思えない。
『脱原発論』 はすでに
描き下ろし分の制作に
入っている。
脱原発は空論ではない。
本物の愛国心、
本物の愛郷心とは
何かを証明するのが
『脱原発論』の趣旨である。
「原発ムラ」に与する者には
容赦ない痛撃を与える![]()
覚悟しておいてもらいたい。




















